fc2ブログ


下腹抑え込み 

たぷの里の登場のしかたが笑撃的です!
遊び中とか、食事中とか、日常生活に突然現れ、
下腹でたぷっと抑え込まれてしまうのですから。
やられた方は思わず動きを止めてしまうのだ。

もちろん相撲に、こんな決まり手はないですが、
訳のわからない技を決められた感じと、たぷの里の
無表情さが笑いをさそい、中毒になってきます。

最後はとんでもない相手に。もう無敵だ!

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
明日は全国高校総合文化祭の美術展を見に鹿児島へ。
全国から集まった高校生の絵を通して都道府県めぐり
を楽しんできます。
未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)


本の形態をした何か

本書は、文芸書のコーナにひっそりと挟まっていた。
気をつけないと見過ごしてしまいそうなくらい小さな
サイズながら、金色のタイトル文字が目を引いた。
棚から本を抜き出すとき、ふと子どもの頃に樹から
クワガタムシを掴み取ったことを思い出す。

本書の存在を知ったのは書籍を特集する雑誌の
バックナンバーにて。本に擬態した本、という装丁
コンセプトが気になり、機会があったら実物に
触れたいと思っていたのですが、よく利用する図書館
には入荷されずそのままになっていました。

再び本書のことが頭に浮かんだのは月一で参加している
朗読会に持っていく作品を探していたとき。8月の選書
テーマが「こだわり」で、装丁コンセプトにこだわりを
感じていた本書の購入に至ったというわけです。

実物を手にすると、確かに通常ではやらないような
奇妙なデザインが施されていました。一応、本らしい
構成要素はあるものの本来の役割を成していない。
無地の帯や、本編の途中に脈絡を無視して現れる挿絵。
新書なのに外国の古書の佇まいなど。これが擬態感か。

もちろん収録されている6つの短編は擬態ではない。
ちゃんとストーリがある。どれも何かしら読書が
絡んでくる話なので本好きの僕は一気に読んでしまった。
さて、朗読会ではどこを読もうか。これを考えるのも
楽しみのひとつなのである。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
時節柄、怪談めいた「本の幽霊」か。
長さとしては「砂嘴の図書館」がちょうどいいし、
物語として楽しめたのは「ふゆのほん」。。
読書会受けしそうなのは「縦結びのほどきかた」。。。
未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)


わごむでなごむ

子どものころに割り箸で輪ゴム鉄砲を作ったことを
思い出しました。そういえば野球盤の裏にあるバネを
輪ゴムで強化して豪速球が投げられるように改造したり
とかしてたっけ。子どもにとっては身近な遊び道具でした。
とはいっても、たかだか輪ゴム、どこへ飛んでいこうが
知ったこっちゃないと粗末に扱いがちだったかも。

なので絵本のように輪ゴムたちが扱われ方に不満を抱き、
家出してしまうのも共感できます。はたして輪ゴムたちは
自分らの納得できる居場所をみつけられるでしょうか。
 
輪ゴムに顔は描かれていないのに、ちゃんと表情が
伝わってくるところが絵本的です。最後のページには
思わず微笑んでしまいました。

読後は身近な物の心の声が聞こえてきて焦る。
・積読本→いつになったら読んでくれるんだろう
・絵筆→最近全然使ってくれないなぁ
・フライパン→とっくに埃かぶってんだけど
・冷蔵庫の中の・・・もう止めとこう

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
本日、みふね古本市でモフbooks様から購入しました。
会場の街中ギャラリーもいい雰囲気です。

A42BBDBB-9440-47C2-A953-B94F2A8E571A.jpeg
未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)


よみたて

すでに何冊か出ている田中さんの作品集では、見立ての世界が
一枚の写真で完結していました。この絵本では完成する前の
物の状態が提示され、これがいったい何になるのかと想像する
楽しみが加わりました。洗濯バサミが組立てられ、それが
ブランコになるように、どれも意外な変貌をみせてくれます。
オレンジの服を着た作業員が大活躍。元ネタはだんだん高度に
なっていき重機まで登場します。彼らは作家である田中さんの
分身なのだなと思っていたら、本当に現場で指揮をとっていた
のですね。最後に組み立てたものが意外、そうきましたか!
すべての物には多くの作り手がかかわっていることを
楽しく伝えてくれる絵本です。

表紙を見返して思いましたが、これはアルファベットの”A”
にも見立てているのでは。最初の絵本としての意味も込めて。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
「古本と新刊 scene」にて購入。最近近所にできた書店です。
初めて入った書店では絵本をチェックし、挨拶がわりに
気になったものを購入してレビューするというのが基本スタンス
なのです。旅の楽しみのひとつでもあるのですが、ここ数年
遠出してないなぁ。

  
未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)


かわいいが暴発

これと同じことをネコでやったら今更何を、となるでしょうし、
赤ちゃんや孫だったら、単なる親バカ爺婆バカと呆れられる
でしょうね。でも何かへの愛情が溢れ出てダダ漏れしっぱなし
になる状態はわかります。その向かう先がウサギというのは
絶妙な着地点だったのでは。世の中には一定数のウサギ派が
いますし、絵本キャラとしても昔からメジャーな存在ですから。

だだし、ファンシーなイラストではなく、ひげの一本一本まで
生々しくリアルに描写しきったところに本気度を感じました。
身体の一つ一つを舐め回すようにアップで描き、”かわいい”と
ストレートに言い切る文章と、その魅力を例えた妄想画面が交互に
展開され、かわいいの深みにハマっていくのはなんとも快感。
もうここまで行っちゃってもいいんですね!
想いの深さ強さの表現としては正常です。
これをよんだ後は、安直にかわいい〜なんて言葉を
使えなくなってしまいますよ。

うさぎ偏愛絵本としてよみつつも、これがきっかけで他の何か
への愛情が覚醒するかもしれません。かわいいだけでなく、
□□□は なんで こんなに かっこいいんだろう。とか
△△△は なんで こんなに おいしいんだろう。とか。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
そういえば7月の朗読会のテーマは「うっとり」で
この絵本はドンピシャ。でもこれは読み手を選ぶなぁ。
未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)


異次元的発想で意識もワープ

絵本ならではの表現の可能性はまだまだあるのですね。
時空を軽やかに飛び越えた展開の妙に驚かされました。
物理的仕掛けはないけれど、仕掛け絵本の一種と言えます。

何が起こるかというと、見開き左右で別々に描かれて
いたものが、右から左へページをめくると、次の画面では
右にあった何かが左に移動しているのです。
ページを重ね合わせることでワープしてしまうのですね。

この独特なアイデアで、単純に色々な組合せを羅列する
だけでも一つの作品として十分に成立したと思います。
この絵本がすごいところは、重ね合わせて生まれたもの、
あるいは何かが移動して無くなってしまった世界が
ページをめくる度に相互に関連し合うことで物語が
生まれ、最後は我々のいる世界へ着地するところです。

ファンタジー、ユーモア、ナンセンス、SF、絵探し、
などなど様々な味付けも楽しめるし、眠る前のひと時に
もおすすめです。透明印刷を活かしたカバーの装丁も含め
完成度が高い。これは今年のベスト10入り確定です。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
約1ヶ月ぶりのレビュー更新。仕事や個人的創作で
バタバタしていましたが、久々に落ち着いた休日を
迎えました。
未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)


恐怖とのかくれんぼ

女の子が猫と楽しくかくれんぼ遊びをする絵本なんだな、
と思いつつも、表紙にただよう不穏な空気にとまどいました。
この不安はページをめくる度に明らかになっていきます。

そいつは可愛い顔をして近づいてきたけれど、
心を許したスキに豹変します。そして無理やりそいつの
遊びに付き合わされるはめになります。どこに行っても
どこまで行っても、そいつの追跡を逃れることはできない。
必ずどこかに潜んでいるのですから。

隠れているのは忍び寄る猫の恐怖なのです。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
恐怖・怪談系の絵本も増えてきた。カレー店で辛さを
指定するときのように、怖さ5倍でお願いします。
なんて絵本選びもできそう。

例えば 甘こわ 中こわ 大こわ で言うと。

  
未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)


家中の小さな幸せ再発見

身近な食べ物や机上の小物類などが、小さな人形の視点を
通すことでドラマチックなシーンへ早変わり。例えば
表紙の写真のように食パンがフカフカのソファになり、
お菓子が家具に見立てられる。そこに家族の人形を配する
ことで甘く幸せなシーンが生まれるのだ。

人形と小物類の関連付けが絶妙です。今や使われなくなった
カセットテープやプレイヤーでさえも人生の一コマを
彩る主役となっている。どの写真もその物が持っている
形の特徴、本来の機能や味、そして小さな人形との関係性が
見事にハマって、映画や絵本のような物語が生まれています。

これは作っているほうも楽しいでしょうね。それぞれの
写真に小さく添えられたキャッチコピー風のタイトルからも
作者の遊び心が伝わってきました。

もしも小さな人形たちが外界へ繰り出したらどうなるか。
なんて妄想をされたなら「こびとの住む街:スリンカチュ」
をどうぞ。こちらはシリアスで風刺も効いてます。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
スーパーで巨大な小枝チョコが売られてた。
誕生50周年を記念した50倍サイズのチョコとのこと。
手にした瞬間、自分が小人になった気分に。

未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)

第2393回「春といえば?」

2018/03/10 Sat 09:13

春の足音が聞こえたらおいでよ(耳鼻科より)

未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)

東京2020 エンブレム応募作

2016/05/08 Sun 06:46


五輪エンブレム 時空交差点


五輪エンブレム 展開



【時空交差点】
回転形は時の流れを、空白エリアは世界との交流を表現。球体はエネルギーの源です。
スポーツの力を通し過去と未来、日本と世界がつながる姿を時空の交差点としてイメージ
しました。各テーマカラーは東京都を象徴する桜と銀杏がモチーフです。
東京で歴史的2回目の大会を迎えたことが国民の誇りとして記憶に残るようTと2の文字に
アクセントをつけました。モノグラムとして展開することもできます。

------------------------------------------------------------------------------------------
■公募を振り返って
自分の目指す地点へ到達できたという実感は今でもあります。時間を置いて自作を冷静に
眺めてみると、展開時に配慮する要素がちょっと多いかも。でも、ちまちま使うより、
巨大化しても見るに耐えられることを優先したらこうなったので良しとしよう。

他の応募作で気になるのは、当初の採用候補に残った3作品。商標調査やIOCの条件を
クリアーできなかったとはいえ、かなりのクオリティーがあるはず。その中には
招致エンブレムに匹敵するような桜モチーフもあったのではないかとボクは推測します。
でも公開は難しいのかなぁ。デザインに関わられている方のものは、それぞれの今後の
思惑もあるでしょうから。ただ、自分の立場としては出し惜しみするメリットは無い
ので、ここに公開することにしました。

すでにネットで公開されている方の作品をみると、どんな所に力を込めたかが伺い知れて
興味深いです。1人1案という一発勝負。何がどう転ぶか判らない中で、己の拘りを
貫いた方々には拍手を送りたいです。

■自作について補足
現代建築の国際的スケール感やスポーツカーの優美な躍動感からインスピレーションを
得ています。幻となったザハの新国立競技場案は好きだったので、その一角にエンブレム
が付くとしたら・・・なんてオマージュも密かに込めました。公募終了後に決まった
新競技場に自作は似合わないので、落選しましたが別にいいやと思ってます。
(済みません、精一杯の負け惜しみです)

滑らかな曲面に半レリーフ的に配されるのが理想なので、展開例では円柱のマグカップや
キーホルダーでそれを示唆するように工面しました。TシャツにはT2モノグラムの一例
をあしらってます。もちろん某映画のタイトルは承知の上、あくまでも展開可能性と
しての提案です。

モチーフには五輪とパラリンピックで対になり、お互いに引き立て合う関係にしたかった
ので、桜と銀杏を持ってきました。さすがにそのままを描くのはベタすぎますから、
配色でそれらを彷彿させる程度に留め、各シンボルの5つの輪と3つの要素に関連させた
抽象的形態にまとめています。

■最終4候補について 以下はアンケートへの回答です

【A】
三種の四角形による市松模様は独自性や展開余地の広さがあって、人型や花型も組合せで
作れる便利な造形要素でもある。展開もイメージしやすく、街中が市松模様であふれたら
祝祭感で盛上がることは間違いない。ただし、既定のフォーマットに乗った方向に行きそ
うで、次第に関心が薄くなってきた。先が見えすぎて充分という気持ち。オリ/パラが
なぜ輪と羽の形なのか不明。

【B】
つなぐ輪というコンセプトならば、複数の人が手をつないで歓喜の輪になるリオ五輪の
ほうが秀逸でそれを超えたものには見えない。つながるというより災禍に巻き込まれてい
るようなので。パラリンピックの方はなぜ人が不在なのか判らない。

【C】
対になったモチーフはオリ/パラを同時にデザインするという今回の公募での着眼点と
しては真っ当。でもなぜ風神と雷神なのか?人間讃歌の大会であって自己を超えるのは
神でないのに。タッチも無機的。同じ人型でもバルセロナ、北京は生命の躍動感が
伝わってきた。

【D】
花といえば招致の桜に行きがちなところを朝顔にしたところがユニーク。日本/東京らし
さが弱いけど、これを期に東京大会のシンボルフラワーとして新たな意味付けを創れば
良く、今後の期待感もある。配色やオリ/パラの違いは不明ですが、もしこれが選ばれて
ブラシュアップするなら、当人が最後までやりとげ自分がデザインしたと堂々と言える
ものにして欲しい。

以上

A案の高い造形性は認めざるを得ません。崇高すぎて凡人にはついて行けないレベルです。
これが本領を発揮するのは展開時でしょうね。隙間の白い形もブロックとして含めたら、
さらに自由度が増してピクトグラムさえも作れるのでは。が、どんなに頑張ったとしても
既存の方法論の域に留まるだろうなぁ、という危惧を、ボクの浅はかな想像力では払拭
できませんでした。

なので、造形性ではやや難があるものの、ボクはD案に期待しました。朝顔と東京大会を
結びつけるとは斬新。長いこと東京都民だったボクも知らなかった発見です。品種交配で
大会独自の朝顔ができたら理想的で、まさに生きたシンボルとなり得るし、花を育てる
ことで個人レベルでも参加できる。朝顔を見る度に大会を思い出し、そこに込められた
想いが未来への財産になるとも考えられます。  

■結局、違う土俵で戦ってた?
もしも(×10)神からの啓示があって、野老さんと全く同じエンブレムをボクが奇跡的に
思いついたとしても・・・公募には出さなかったと断言できます。だってそうでしょう、
募集要項には一般的な図形のみの構成はNGとあったし、白紙撤回作も幾何図形の組合せ
と渋い和配色が不評でした。そう考えると躍動感や華やかさに難があるものは途中審査で
落とされるだろうと読みますから。確信めいた自信でもない限り組市松模様案を出す勇気
はないです。似たような方向のアイデアは検討段階で除外した方もきっと多いのではない
でしょうか。1人1案しばりだし。

■業界的にはしてやったりか
前評判ではスポーツの祭典の躍動感や華やかさに欠けるという声が少なからずあった中、
あえて採用された新エンブエムは、白紙撤回作のリベンジという役割をも担っている、
とボクは受止めています。巧みな展開例を駆使して世の中を啓蒙することは、業界の力を
持ってすれば容易いこと。このエンブレムを賞賛する人が増えて行き、大会が終わってみ
れば、撤回作のコンセプトを正当化することにも成功、なんてシナリオが内包されてます。
うまくいけばグラフィックデザイン業界の面目も保たれ、みんなが万々歳・・・

■なんだかんだ言いましたが
普段の仕事とは違って、周囲の雑音を全く気にすることなく純粋にデザインを追求できた
という点では厳しいながらも楽しく貴重な経験でした。自作のビジュアル展開イメージは
ボクの妄想したパラレルワールドに仕舞っておくことにして、この灯を絶やさず今後の
作品制作に活かしていこうと思います。
未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)

無事帰宅

2011/03/11 Fri 16:51

バスを乗り継いで帰宅。
本棚の位置が30cmほどずれてた。
倒れたらヤバかったな。
未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)
 | HOME |