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High Cort (高等裁判所/Chandigar)

2010/08/14 Sat 22:46

官庁街のセクター1はチャンディーガルの中でも特異な建物が集まっています。
この高等裁判所はそのひとつ。遠くからでもすぐに判るカラフルな柱と、まるで
積み木のようなコンクリートの造形は、かの有名な建築家ル・コルビジェの
手によるよるもの。設計するのも楽しかったろうなあ。できたのが1955年。
当時めざした輝ける未来への夢が今なお伝わってきました。しかし、なぜに裁判所
がこんな形に?美術館やデザイン学校なら納得しますが。まあ当時のインドでは、
りっぱな学校を作っても生徒が集まらなかったでしょう。そんな中でモダニズムの
風をインドに持ち込んだ彼の心意気に拍手を送りたい。

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独立記念日の前のせいか、銃を持った警備員が多く、びくびくしながら写真撮影。
この建物はどこを撮っても絵になりますなあ。
〈Sector1 Chandigarh〉

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コルビジェの設計による美術館は世界に3つあるとのことですが、そのうち
の1つに初めて足を踏み入れました。ちなみにあとの2つは、同じくインドの
アーメダバードにある美術館と東京国立西洋美術館。写真でみると構造はそっくり。
美術館はかくあるべしという設計思想を一貫させた結果そうなったのでしょう。
インドのほうは赤煉瓦を使っているところがそれらしいですね。
〈Sector10-C Chandigarh〉

●入館料10ルピー/撮影許可5ルピー/所要時間1時間~/月曜休館

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コンクリートの壁に赤や黄のアクセントが効いている館内。
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迫力ある彫刻が入り口で迎えてくれる
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隣接されたChild Art Gallery。ワークショップでの作品が微笑ましい。
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商店街の建物にも美術館の面影が
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Nature Morte(DELHI)

2010/07/06 Tue 00:31

今日はHARYANA州の選挙で仕事はお休み。平日でないと開いてない場所へ
行こうかな、ということで前から気になっていたこのギャラリーへ。
ここは雑誌「Time Out」のアート特集号で、デリーで最も注目すべきギャラリー
として紹介されていました。建物もすごいのかなと想像していたら、一般の民家と
かわらない佇まい・・・ 恐る恐る呼び鈴をならすと門をあけてもらえました。

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写真はDileep Sharmaの絵画と彫刻。強烈な色彩と独自の身体表現が特徴です。
彼の作品は美術誌でもよく見かけますが、ついに実物と対面!
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内部はこじんまりとしているものの、中二階や半地下等、空間が凝っているので
広く感じました。インドの現代アートをこっそりと味わいたいときにおすすめ。
http://www.naturemorte.com/
〈Nature Morte 平日11am-7pm〉
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門いろいろ(NIRMAN VIHAR)

2010/06/20 Sun 11:16

NIRMAN VIHAR駅の横道を入ったところにある閑静な住宅街にて。
それぞれの家ごとに趣向を凝らした門があるので、集めてみました。
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ART KONSULT(HAUZ KHAS)

2010/01/25 Mon 03:39

デリーで数多くの画廊が居並ぶHAUZ KHAS. ここに来たら必ず足を運びたい所が
ART KONSULT.地下におりると広い空間が現れ、ゆったりとアートを観賞できる。
今回やってた企画は、インドの現代作家によるグループ展。日用品をモチーフに
今の時代を表現した作品が印象的でした。上の写真は家族のポートレートで、
撮影スタジオの前に整列しているのは人ではなく大小の安全ピン。人間性まで
規格化されつつある今の時代を風刺したもでしょうか?
下左の写真はクシの穂先がのびて髪の毛のように編んである。
物と人との関係づけがユニークだ。下右は電子部品などで構成した都市のジオラマ。
これは観るよりも作るほうが面白そう。他にも色々あり見応えがありました。
残念ながら日曜日は閉廊とのこと。今日は平日に時間がとれてラッキーでした。
(ART KONSULT,23 HAUZ KHAS VILLAGE,NEW DELHI)



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IndiGoの機内に雪が降る

2010/01/07 Thu 00:05

IndiGoというインド国内線の機内誌でシャレたグラフィックを発見。
ドットで描いた飛行機がIndiGoのシンボルマークなのですが、
それを組み合わせて結晶模様にするとはみごと!

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NID(AFMADABAD)

2009/12/17 Thu 01:18

The National Institute of Design 通称 NID と言えばインドにおける
デザイン学校の最高峰。設立当初はインドで唯一のデザイン教育機関でもありました。
さしずめインド版バウハウスといったところでしょうか。うちの職場にも出身者が
けっこういて、彼らといっしょに校舎のあるアーメダバードに行く機会があったので、
ついでに案内してもらいました。

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学内に入ると、デザインストリートと呼ばれる、作品のディスプレーゾーンへ。
この通りには各学部ごとに展示ブースがあり、歩きながら学生の課題作品が一望できます。
出身者の手による企業シンボルマークデザインも誇らしげに掲げられていました。
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学生の作品を販売しているショップもあり。なかなかオシャレです。
一息いれたいときはBMWへ。といっても車ではなくカフェの名前です。
Behind the Metal Workshop の略。場所から名付けられたとのこと(笑)
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たまに学校へ行くのはいいもんですね。夢に向かって真摯に課題に取り組む学生を
みていると素直に応援したくなるし、自分も頑張らねばという気になってきます。



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DEVI ART FOUNDATION(GURGAON)

2008/12/24 Wed 00:16

インド現代アートのアジトが出現

赤錆をおびた鉄の壁が特徴的な怪しい雰囲気の建物。実はアートギャラリーなのです。
絵画、彫刻、写真、オブジェ、ビデオアート等、充実した内容ながら、入場は無料。
ここを知ったのは「pen No.235」にて。近所の情報を日本からの雑誌でつかむとは(苦笑)

devi art

devi art2devi art3
 
WHERE IN THE WORLD

今回の展示作品に多くに共通して感じられたのは、肉体をモチーフにした
グロさと皮膚感覚に訴えかけてくる生々しさ。倉庫のような薄暗い明りと相まって
自分も何か悪いことに加担しているような気分にさえなってきます。

これらを芸術的に解釈しようとするなら、急激な近代化の波を受け入れよう
とするインド人の精神と、それに追いついていけない肉体の葛藤が具現化されたものと
いえるかもしれません。作品だけでなく、建物自体とそれが存在するシチュエーション
まで含め、今という時代の空気を多いに堪能できるギャラリーです。
(at SECTOR44, GURGAON)
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MAX HOSPITAL

2008/01/01 Tue 00:11

年末からの風邪をこじらせてMAXという病院へ。そこでやっと出会えたものがこれ。
やっぱりインドの女性はこうですよね。ぜったい誰かがデザインしているはずだと
思ってただけに感激。ちなみに、この病院はライトグリーンを基調に内外装が統一
され、トイレに限らずサイン類もセンスよくデザインされています。

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