おもちのきもち
2006/03/11 Sat 23:21
![]() | おもちのきもち (講談社の創作絵本) (2005/12/17) 加岳井 広 商品詳細を見る |
もちの持ち味がでてます
表紙をみたとき「かっこわるいよ!だいふくくん」の続編か?
と思いましたが、よく見れば、絵のタッチも違うし中身も違ってた。
共通しているのは、食べ物が主人公で、誰かに食べられるということに対する
当人の気持ちが描かれているところでしょうか。
確かに、ぺったん、ぺったんと杵のひとつきひとつきに思いを込めて
生まれた白くて不定形な姿の中には、なんらかの意思があっても
おかしくはない。
きっと、ねばり強い性格で 根性、努力、我慢、の似合うヤツだろう
などと、勝手に思ってはいけませんゾ。(笑)
本作の鏡もち君の場合は、被害者意識過大で食べられることに恐怖を感じている。
当然ながら、食べられない為に行動にでるのですが、
これがなかなかシュールに展開するので、単純に楽しめた。
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