たがや
2006/09/19 Tue 17:08
![]() | たがや (落語絵本 (10)) (2006/07) 川端 誠 商品詳細を見る |
記念碑的作品
川端さんによる落語絵本の第10弾。
最近は落語絵本も数多くありますが、さすが本家本元といった風格と完成度ですね。
今回は、花火大会でにぎわう両国橋を舞台に、人情味あふれる出産劇が堪能できます。
命の誕生を手助けするみんなの心意気が実にいい。これぞ江戸っ子の世界!
実は「たがや」という落語、本来はもっと残酷な話しだったようです。
あとがきを読んで初めて知りましたが、絵本版は川端さんが独自に脚色したとのこと。
落ちの一言は全くいっしょですが、断然、川端版のほうが好きですね。
しかもこの絵本が生まれた今年は「悠仁さま」誕生の年でもあります。
いろんな意味で、粋な作品と言えますな。
あしたのぼくは…
2006/09/19 Tue 17:07
![]() | あしたのぼくは… (みやにしたつやのえほん) (2006/08) みやにし たつや 商品詳細を見る |
YARUKIがわいてくるかも
人は毎日が一生で、一日ごとに生まれ変われる って
誰か偉い人が語っていた覚えがあります。
未来を信じられるってすばらしいです。
今日はできないことも明日になればできるようになると信じて
前向きな気持ちになれる作品です。
きょうはピーマンとニンジンはきらい。でもあしたは…
というかんじで、男の子の苦手なことと明日はどうなっていたいかが
交互にあらわれる構成です。
明日なんていわずに今日すぐに食べろよ とか
お前、昨日もそんなこと思ってただろう とか
一日でできるようになるわけないだろう とか
言いたくなる人もいるでしょうが、ここは温かく見守りましょう。
絵のように山盛りのニンジンを平らげなくてもイイじゃないですか。
たとえ一口でも良しとしましょう。気持ちの問題です。
気持ちといえばラストページ。本当に言いたい事はコレなのか?
実は巧妙に演出された、ママへのラブレターとも受け止められるな。
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