はたらくくるま みちをつくる
2006/09/22 Fri 17:05
![]() | はたらくくるま みちをつくる (2006/08) こもり まこと 商品詳細を見る |
またミニカーが欲しくなってしまった
子どもの頃は、工事車両のミニカーでよく遊んだものだ。
とにかく可動部分があちこちに付いているのが魅力でしたね。
本書には工事現場ではたらく車がたくさん登場。
これらを見て目のかがやかない男の子がいるでしょうか?
ブルドーザーにダンプ、ショベルにクレーン、細部まで丁寧に描かれた
絵からは機械としての魅力が充分に伝わってきます。
しかけ付きなので、見開きを可動させながら、それぞれの車がもつ
得意技を堪能することもできます。これはポイント高い!
さらには個性を生かしたチームワークのおもしろさも感じ取れます。
図鑑や資料としても使える絵本です。
わたしはレナのおにんぎょう
2006/09/22 Fri 17:04
![]() | わたしはレナのおにんぎょう (2006/08) たかばやし まり 商品詳細を見る |
この本で思い出したが
森のなかで人形が一人ぼっちになってしまう状況を描いた絵本では、
「もりのにんぎょう」朝比奈 かおる (著) があります。
去年読んで以来、強烈な印象がいまだに残っている傑作です。
動物達が次々にやってきたり、女の子に見つけられるという点で 全体の構成は
本書と共通するところが多いですが、展開の仕方はまるで対照的。
今回読んだ作品の原案は、6歳になる作者の娘さんが作った絵本とのことなので、
両者を比較するのは酷な気もしますが、「もりのにんぎょう」のレベルの高さを
再確認する結果となりました。
本書の描き方で特に気になったのは、人形がひとりで動けるのか動けないのかが
はっきりしてないところ。動物達とおしゃべりしたりお茶を飲んだりしておき
ながら、女の子がやってくると急に動かなくなってしまうのは違和感がある。
【人形と動物達】=空想的、【人形と女の子】=現実的 という2種類の世界観が
存在しているものの、その境界があやふやになるところがあるのだ。
その点で言うと「もりのにんぎょう」は 人形と動物達と女の子をひとつの
世界観で描ききっているところも見逃せない。
ぜひ読みくらべてください。
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