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おじいちゃんちでおとまり (絵本・いつでもいっしょ)おじいちゃんちでおとまり (絵本・いつでもいっしょ)
(2006/08)
なかがわ ちひろ

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男の子の気持ちの変化がよく伝わってきます

パパとママは出張で家をあけることに。それで男の子は初めて一人でおじいちゃんの家に
泊まることになります。もちろんおじいちゃんの家には何回も来ていることでしょう。
しかし、今回はパパやママもいないし、おばあちゃんも もういないようです。
だから男の子とおじいちゃんが2人だけで過ごすのは、初めてというわけなんですね。

注目は一番目の見開き。不安そうな男の子と腕組みをして気難しそうなおじいちゃん。
ソファに離れて座わる2人の間にながれる沈黙の時間…
いったいこれからどうなるのか?

でも大丈夫。なぜなら、おじいちゃんはただ者ではないからです。部屋に飾られた雑貨類を
みるに、かなり旅行好きのよう。いっしょに外へ出かけながら、自分が若いころの冒険談を
はじめます。男の子は興味津々。するといつのまにか銭湯が海に、スーパーが食べ物いっぱいの
離れ島に、と変わっていきます。こうなればもう年の差なんて関係なし。すっかり男同士の間柄に。

説明しすぎない文章と比喩的な絵が 読者の想像をかきたてる、実に絵本的な絵本です。
よむ人の立場によって それぞれの楽しみを見いだせる作品。
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十二支のお節料理

2007/04/02 Mon 01:05

十二支のお節料理十二支のお節料理
(1999/12)
川端 誠

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正月には十二支について考えてみましょう(その7)

「お節料理をつくるため 年神さまは 十二支の動物をえらび
 それぞれじゅんばんに かかりをきめました これが十二支です」

ということをきめたのは作者の川端さん。十二支の応用編というわけですね。

動物たちが神様のもとへ競争し、ベスト12にまでが干支に任命されるというのが元々の話し。
ただ、本書はそれについては いっさい触れていません。ですから昔ながらの十二支の成り立ち
を知りたいかたは、他の絵本をみたほうがよいでしょうし、それから本書をみたほうがより楽しめます。

それにしても、後付けで考えた割には、うまく十二支と料理を結びつけましたね。
それぞれの動物と受け持つ役割がうまくマッチしています。
難を言えば、「なんのかかりでもありません」という干支がいることか。

さりげない猫の登場にはニヤリとしました。
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