はたらくんジャー
2008/01/26 Sat 23:32
HORN PLEASE (GURGAON)
2008/01/26 Sat 16:16
こやたちのひとりごと
2008/01/25 Fri 23:33
![]() | こやたちのひとりごと (2007/11) 谷川 俊太郎中里 和人 商品詳細を見る |
小屋たちの魅力に出会える作品
たぶん設計図なんて、ほとんど無いんだろうな。
材料は寄せ集め、建てられた後は傷むがまま。
人工物でありながら、自然にとけ込み、
小さいながらも、ちゃんと役にたっている。
そんな小屋達には不思議と人格が感じられる。
この写真絵本は、小屋のひとりごととして、文が添えられていますが、
耳を澄ますと、他にもいろいろな、声が感じとれます。
そういえば郷里にも、小屋がたくさんあったなあ。
いまでもそこに居るのだろうか?
今度帰ったときに、じっくりと向かい合ってみよう。
おんぼロボット
2008/01/24 Thu 23:34
![]() | おんぼロボット (2007/12) アキヤマ レイ 商品詳細を見る |
ロボットは輪廻転生するのか?
人間がロボットといっしょに生活する日も夢ではなくなった今、
子どもとロボットの関係を描いた絵本はこれから増えてくると思います。
また、ぬいぐるみや人形がかってに動いたり、人と話したりすることも
現実的に可能になるので、いままでの絵本は違った見方をされるかも
しれませんね。
さて、本作で登場するロボットのトトですが、研究所で博士の手伝いを
するのが役目です。しかし、窓の外にみえる街へあこがれて、ついに
博士の昼寝中、外出してしまいます。
はじめは、ロボットに子どものような好奇心や自由奔放さを感じ取る
かもしれません。ところが終わりのほうには、ちょっと衝撃的な
シーンがまちかまえているのです。
ライトタッチの絵柄とは裏腹に内容は深いものがあります。
再読したときに、ボクは博士が神のような存在に感じられました。
ロボットとあおいことり
2008/01/23 Wed 23:35
![]() | ロボットとあおいことり (2007/12) デイヴィッド ルーカス 商品詳細を見る |
小鳥がもたらした奇跡
廃棄されて赤サビまみれのロボットと青い小鳥の出会いを切なく描いた作品。
ロボットは心臓が壊れているにもかかわらず、動いたり、小鳥に気をつかったり
するところに 少々??? を感じる読者がいるかもしれません。
そんな方は、(原書では「心臓」を何と表記していたのかわかりませんが)
「Heart/心臓」というよりも「Battery/電池」とか「Generator/発電機」が
壊れたと解釈してみればいいと思います。
いづれにせよ、動力源となっていた場所に小鳥が宿ることで、ロボットに変化が
おきるところが、この作品のポイントですから。
消えかけた現代人の心に、小さな火をともしてくれるような絵本です。
せんをたどって
2008/01/22 Tue 23:36
![]() | せんをたどって (講談社の翻訳絵本) (2007/10/26) L. ユンクヴィスト 商品詳細を見る |
絵本版ドミノ倒し! とも言える
一本の線による絵で展開されるユニークな作品。一筆書きはタイトルか
ら
などな、魚、車、物建、し動移とへ空や海や街は線のそ。すまいてっま始
ど
見
開きごとに様々なものを描いていきます。リズミカルな線の動
き
「?るいでいよお匹何は亀」!心感ずわ思に面画なルカィフラグと
と
か「ヒトデは何匹いるかな?」なんて文もいいスパイスになってます。
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ょしでるす達到く軽でま端らか端のループm52とすばのきひ
う
ね。ヒマなかたは、ぜひ測定してみてください(笑)
かきやまぶし
2008/01/21 Mon 23:41
![]() | かきやまぶし (狂言えほん) (2008/01) 内田 麟太郎 商品詳細を見る |
「ぶす」につづく狂言絵本 第二弾
「かきやまぶし」は、柿を盗み食いする山伏の話。
食べてるさいちゅうに地主に見つかってしまい、必死でごまかそうとする
山伏の行動が見ものだ。カラスかな? サルかな? という地主の問いかけに、
いちいち反応する強面の山伏が笑いをさそう。
このあたりの展開は「盆山」という狂言にもみられますね。
今のコントにも通じるお笑いのパターンともいえましょう。
現代語による分かりやすい文章と大胆な画面構成は絵本ならではの表現。
本物の狂言を観賞したときに、比較しながら楽しめるのではないでしょうか。