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もりにいちばができる

2008/05/31 Sat 01:26

もりにいちばができるもりにいちばができる
(2008/04/21)
五味 太郎

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ほのぼの経済絵本

経済の基本が学べる絵本ということですが、基本とはいったい何なのか?
本書によれば、それは価値と価値の交換 といえるでしょう。

動物たちがそれぞれに独占している食べ物を交換しあうことで、
自分の好きなものを手に入れる、あるいは相手に喜んでもらうことが、
経済活動の始まりというわけです。

話は色々なお店が集まり、森に市場ができるところまでで終了。
さらに展開が進めば、なぜお金ができたのか、いかにお金を運用するか、
というところまで行くとおもいますが、それは各自で考えてみると
いいかもしれません。

本書は1979年に刊行された「玉川こども・きょういく百科 おみせとおかね」
の一部を単行本化したとのこと。こちらも読んでみたくなりました。
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ケーキをさがせ!

2008/05/30 Fri 01:30

ケーキをさがせ!ケーキをさがせ!
(2008/04)
テー・チョンキン

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サブストーリがいっぱいつまった絵本

タイトルの通りメインはケーキを盗んだネズミたちを追いかけてつかまえる話。
ところが、大きな画面の中では色々なサブストーリが同時進行しているんですね。

迷子になる者、落とし物する者、いたずらする者、ボール遊びする者、寝ている者etc.
さらに、それぞれのサブストーリーがお互いに関係し合って、いったいこの先どうなる
のか?とページを進めるにつれて興味が深まっていきます。

本のカバーにはいろいろとチェックポイントが紹介されてますが、余計な気もするので、
まずは、さらっと中身だけを通してよんでみることをおすすめします。
見るたびに新たな発見があるという感動を味わえます。

文字は無いので、読者によって自由な楽しみかたができる作品です。
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なつのおとずれ

2008/05/29 Thu 01:32

なつのおとずれ (PHPわたしのえほんシリーズ)なつのおとずれ (PHPわたしのえほんシリーズ)
(2008/05/20)
かがくい ひろし

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夏の舞台裏がみえる絵本

表紙に注目。ドアをあけてこっち側へ来ようとしているメンバーは
ソフトクリーム、すいか、かき氷、ひまわり、扇風機、遠くには
カブトムシやセミも。

つまり、夏にちなんだモノたちが表舞台に登場するというシュールな形で 
夏の始まりが描かれているわけです。
「なつのおとずれ」を文字通りに表現すると、こんなこともありえるのでしょう。
季節の変化をテーマにした絵本のなかでも、かなり異色な作品です。

ドタバタ感や動きある大胆な展開は夏という季節とマッチしてますね。
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みずきのびじゅつかん

2008/05/27 Tue 01:34

みずきのびじゅつかんみずきのびじゅつかん
(2008/04)
阿部 愛子

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漢字のサインも印象的

この絵本を特別なものにしているのは、画家の瑞木さんが
生まれつき脳に障害をもっていながらも絵が大好きなこと。
そして、彼女の母である愛子さんが、それぞれの絵にちなんだ
エピソードを語ってくれていることでしょう。

大胆さにあふれるタッチの中にふと感じさせる繊細さ。
そんな彼女の絵の魅力は、母親ならではの視点であますことなく
語られているので、これ以上なにも言う事はあるまい。

日常生活には不自由さがあると思いますが、キャンパスに向かうと
自由に感性を解き放てる彼女に、うらやましさを感じたりもしました。

2007年には調布市に彼女の美術館がオープンしたとのこと。
秋に日本へ帰国したときは、ぜひ訪れてみようと思います。
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くろずみ小太郎旅日記 その6 怪僧わっくさ坊暴れる!の巻 (6)くろずみ小太郎旅日記 その6 怪僧わっくさ坊暴れる!の巻 (6)
(2008/04/10)
飯野 和好

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約3年ぶりの新刊、小太郎の忍術修行はどこまでつづくのか

最近は「怪傑ライオン丸」のDVDにハマってます。
派手な特撮物に見慣れたせいか、単純に剣技で勝負する姿は新鮮ですね。
また、数十年ぶりに観ると、いろいろ新たな発見があるものですが、
虎錠之介の顔が途中で変わっていたのには唖然としました!

それはさておき、絵本でも時代劇アクション物が増えてきました。
そんな中でも、渋い存在感があるのが、くろずみ小太郎シリーズ。
黒炭と忍者という組み合わせが妙にマッチしています。
みどころは、毎回登場するおどろおどろしい敵と小太郎の華麗な忍術。

今回の相手は、カメムシの妖術を使うくさーいくさーい怪僧。
カメムシの匂いを知っている人は生理的に堪えるものがあるかもしれません。
でも最後はスッキリと解決してれるのでご安心を。

ムシャクシャしているとき大声で読めばストレスも解消されるでしょう。
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世界はどうなっちゃうの?―こわいニュースにおびえたとき (心をケアする絵本)世界はどうなっちゃうの?―こわいニュースにおびえたとき (心をケアする絵本)
(2008/02)
キャロル シューマン

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この手の絵本が登場することに複雑な思いをかんじます

恐ろしい事件やニュースにおびえる子どもへのケアをテーマにした絵本。

ボクが幼い頃に怖いと思ったことは、夜中にトイレに行くときだ。
廊下で世界制覇をたくらむショッカーの怪人に出くわしたらどうしよう
なんて想像すると、本当に怖くなったものだ。

現代では、ショッカー以上の事を実際に行う者や組織が存在するから冗談ではない。
海外で生活していると、突然のテロや爆破予告なんてものも頻繁にある。
国によっては、地震や竜巻などの自然災害が世界ニュースレベルの被害になる。

そんな情報が毎日のように伝えられる今、それらが子どもたちの敏感な心に
どんな影響を与えているのか、大人はもっと関心をもったほうがいいかもしれません。

本書には、ある事件のあとで身近な大人たちの態度が変化し、
子どもたちが、言葉にできない不安におびえる姿が描かれています。
事件そのものは抽象的で間接的な表現にとどまっているので、
いまひとつ実感がわかないのですが、その判りにくさは、ある意味で
子どもたちの不安に通じているのだと受け取ることもできるでしょう。

どちらかというと大人向けの絵本です。
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死神さんとアヒルさん

2008/05/23 Fri 07:12

死神さんとアヒルさん死神さんとアヒルさん
(2008/02)
ヴォルフ エァルブルッフ

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生と死はとなりあわせ

死神とアヒルという異質な組み合わせのタイトル、
表紙の絵は、まっすぐに首をのばして天をみあげるアヒルのみ。
この作品は何か哲学的な深みにいざなう雰囲気が感じられますが、
実際、命の終わりについて丁寧に描かれていました。

それは、寿命を迎えつつあるアヒルさんのもとへ死神さんが現れるという形で
暗示されるのですが、唐突に来るのではなく、もともと昔から近くにいた
死神さんに、アヒルさんのほうで気づくという出会い方が、なかなか秀逸です。

アヒルさんが死神さんと幼なじみのように会話したり出かけたりして、仲を深めて
いくという形で、自分の死を受け入れていくという展開はなかなか絵本的でした。

誰しも自分の死は、一度しか経験できません。
死んだ後は、いったいどうなるのか? どこへいくのか?
そんなことを考えるきっかけになる作品です。

死後については宗教によって色々な見解もあるでしょうが、
画面に広くとられた白い空間は、あくまでも中立的に死をとらえています。
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おでんさむらい―しらたきのまきおでんさむらい―しらたきのまき
(2008/03)
内田 麟太郎

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おでんざむらい第二弾

約2年ぶりの登場となった今回は、こぶまきに続いてしらたきの巻。

本に入っているパンフのなかに、おでんさむらい(平田小伝)の名前の
由来が紹介されていて、思わずエ~ッ、ホント!?という事実を知る事に。
とある日の食卓のメニューからひらめいたとのこと。
だとすると、ラーメンざむらい、すき焼きざむらい、寿司ざむらい
あるいは、カレーざむらい、なんて可能性もあったんですね…
いずれにせよ、侍のイメージが始めにあって、名前は後から
ついたというわけ。(だから侍がおでんの姿をしてないんだと勝手に納得)

では、作品の中身におでんは登場しないかというと、これまた
巧妙な味付けがほどこされているのです。今回は敵役の使うクモの糸が
しらたきに見立てられています。ムムッなかなかできるな。
おまけは、秘剣しらたき飛ばし。参りました。

さて、次回はどんなおでんのネタが活躍するのか?
茶店のおみっちゃんとのロマンスは?
などなど、楽しみの増えたシリーズとなりました。
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おばけの花見

2008/05/21 Wed 07:14

おばけの花見 (キラキラえほん)おばけの花見 (キラキラえほん)
(2008/04)
内田 麟太郎

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ほろ酔い気分で楽しめる絵本

おばけと花見という奇妙な組み合わせ。
ろくろ首やカッパ、のっぺらぼうに一つ目傘、など日本のおばけや妖怪が
桜咲く見晴らしのいい山の上へ勢揃い。飲めや歌えやで盛り上がります。

おばけが集まるとなれば、何かハチャメチャなことが起こりそうですが、
そんな期待を充分に満たしてくれました。
なんと、ひとりだけ花見に誘われなかったある者がすねて、
花見をぶちこわそうとするんですね。
でも大丈夫、彼も仲間に加わって花見は大盛況に。

最後の見開きシーンは、ついつい見とれてしまいました。
海のむこうに見える富士山もいい感じで、絶好の花見日和を堪能。

内容的には、アルコール入りのお菓子といった感じで、やや大人向けか。
それにしても季節感にあふれる日本はいいもんですな。
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かえるのピータン

2008/05/20 Tue 07:15

かえるのピータンかえるのピータン
(2008/04)
どい かや

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普段の生活にも楽しさがあふれている

森の中の池に住んでいる かえるのピータンは、渡り鳥のパーチクに出会います。

世界中を旅してまわるパーチクは、自分のさまざまな体験をピータンに語ります。
そして、ピータンにも旅にでることをすすめるんですね。
いっぽうピータンも、季節ごとに変化する池の様子をパーチクに語ります。
するとパーチクは来年もこの池に来たくなってしまうんですね。

旅をし続ける者、ひとつの場所に留まる者、ライフスタイルは様々です。
でも、それぞれが毎日を楽しみ、お互いそれぞれの良さを認め合うって
ステキなことですね。

我々は 旅することの刺激、身近な自然の美しさ、両方を味わっちゃいましょう。
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