ねこじたなのにお茶がすき
2010/06/06 Sun 09:03
![]() | ねこじたなのにお茶がすき (2010/04/14) 今江 祥智 商品詳細を見る |
ママゴト感覚の茶道絵本
読後にふと思い出した作品は「としょかんライオン」。図書館が好きで
とてもマナーをわきまえたライオンが登場する絵本ですが、読後の印象が
本作と非常に近かったのです。図書館でのお話会を じいさまの家でのお茶会、
ライオンをネコに置き換えると、ちょうど似たような状況になるんです。
その場に不似合いな動物がやってくるものの、マナーや作法をまもり、
人と動物との心のつながりが生まれるという感動は共通しています。
猫舌なのにお茶へ興味を示すネコと、熱くないようにお茶を点ててあげる
じいさまの心遣い。実に味わいのある世界といえます。
ささめやさんの崩したタッチは、和の文化を描くのに合っていると思いますが、
個人的にはもっとリアルな絵で見てみたかった。
--------------------【Review for Review】--------------------
日本でお茶を飲みたくなったときは近所にある武蔵野茶房(1号店)へ行きました。
大正ロマン漂う店内はとても落ち着けます。喧噪のインドではありえない世界。
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