いろいろペンギン
2010/11/08 Mon 03:55
![]() | いろいろペンギン (2009/09) アントワネット ポーティス 商品詳細を見る |
色しばりで世界をみると
1つ気になったのは、表紙を原作と変えているところ。
確かにこの方が書店でアピールしやすいでしょうが、なんだかキャラクターブックの
ような雰囲気になって、本来のテーマから離れてしまいました。表紙や見返しなど
含めて絵本の表現では?原作者はどう思うのか気になります。
(翻訳小説で表紙を変えることはあるけど、絵本ではあまりやって欲しくない)
それはさておくとして、色をテーマとした内容と絵は秀逸です。
ペンギンの世界は雪と海だけ。そこで白黒と青しかないと定義付けたとこがポイント。
好奇心旺盛なエドナは、色という切り口から、新たなものが存在しないかと旅にでる。
そして今まで見た事ない色に出会います。実はもっとスゴいものに遭遇しているのですが、
全てを含め、色との出会いとして描いたのは判りやすさから言えば正解。
最近よんだ絵本「まっくろくろのおばけちゃんのぼうけん」も同様のテーマでしたが、
本作のほうが、明解さの点でお勧めです。
--------------------【Review for Review】--------------------
![]() | A Penguin Story (2009/01/01) Antoinette Portis 商品詳細を見る |
ちなみにこちらが原作の表紙。インドでも見かけました。
半年前に購入したVAIOはオレンジ。5色のカラーバリエーションの中から
その色を選択した理由は?もちろんちゃんと説明できますが、それ以前に
質問されたことがないわけで・・・
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