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東海道〈其の1〉日本橋~興津東海道〈其の1〉日本橋~興津
(2009/02)
おちあい けいこ

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好みのペースで旅を楽しもう

表紙を一見すると江戸時代の宿場町を俯瞰した絵にみえますが、
さらによく見ると意外なものが描かれていることに気づきます。
海にはウィンドサーファー、飛脚に混じって箱根駅伝のランナーや
サイクリストがいたり、裏表紙には新幹線がさりげなく登場。

かつての各宿場町をベースにしながらも、巧みに現代との関連性を
描いているわけです。日本橋を起点に興津まで、東海道五十三次の三分の一
の行程を紹介。新幹線で一気に通過するもよし、自転車で行くもよし。
ウォーリーのごとく各見開きに登場する、弥次さん喜多さん、松尾芭蕉、
安藤広重の気分で歩くのもいいでしょう。

「旅の絵本/安野 光雅」と共通点が多い作品ですが、単なる二番煎じ
でなく楽しめる作品となっています。終点の三条大橋までが楽しみ。

--------------------【Review for Review】--------------------
昨日のレビューは進化という生命の旅で、今日は時空をまたいだ東海道の旅。
人生もよく旅に例えられます。人は常に旅をしつづけるもんなんですね。
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