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世界の中心にある田舎

絵本の舞台はサルデーニャ島の内陸部にある
オラーニ村。そこは作者の父の田舎で、幼き
頃に訪れたときの思い出が瑞々しいタッチで
紹介されています。深みあるオレンジの屋根、
白いしっくいの壁、集落を囲むモスグリーン
の山々など、まさに地中海の田舎的風景。

オラーニ村へは行ったことはありませんが、
なぜか懐かしさで、心が満たされてしまいま
した。作者の描いた体験を通し、自分も村人
の一員であったかのような気持ちになったせ
いでしょう。日本人の立場からすると、そこ
に異国情緒も加わるのですが、たとえ国籍や
文化は異なっていても、故郷を想う気持ちは
いっしょだなと実感できます。本を閉じた後
も余韻は続き、自分の子どもの頃に母の田舎
で過ごした時を振り返ってしまいました。

ところでサルデーニャ島といえばこんな絵本
をご存知?→「イワシダラケはどこにある?」
サルデーニャをイワシだらけの島と勘違いし
た猫の旅を描いた楽しい作品です。

-------【Review for Review】------- 
映画「少年時代」のロケ地となった
小学校を訪れたときも懐かしい気持ちに
なった。
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