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生き生きと死んでる

猫キャラ物かと軽く思ってたら、死という言
葉がいきなり登場し、ドキっとなりました。
しかも愛らしい猫からそんな言葉が。しかし
悲しく辛い物語ではけっしてない。それは猫
が走ることや遊ぶことと同じように死ぬこと
を受けとめているから。命ある仲間としての
チャーちゃんの語りがスッと胸に入ってくる。
死の悲しみという重力から心を解き放つ力が
ある作品です。

-------【Review for Review】------- 
五輪エンブレムのデザイン未だ進行中。
でも自分自身のゴールは見えてきた。
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紛らわしい

「おふろだいすき!ぷっぺ」の続編かと思い
きや、タイトルを変えラストの展開を改作し
たものでした。初めて読むぶんには、これは
これで悪くはないですが、なぜそうなったの
か説明が欲しいところ。加筆修正にしても、
ハイライトシーンを変えたら別作品とも受け
取れるので。

ボク個人としては、裏の見開きが歌と踊りの
紹介になった新版よりも、銭湯便りが紹介さ
れていた改訂前の方が親しみやすくお風呂愛
が感じられました。

ちなみに以下は改訂前の作品へのレビュー
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【効能】凝り固まった頭がほぐせます

いやーぁ、これは熱い!
銭湯の魅力が、どの画面からもドドドーッとあふれ出てきます。
ページを開いたままにしておくと、部屋の中までお湯浸しに
なってしまうのではと感じてしまうくらいの迫力でした。

ぷっぺは鉄砲魚のこども、お父さんにつれられて初めて銭湯へ
行きます。湯船の広さや色々な風呂にであって大興奮します。
お客たちがまた様々で濃いキャラばかり!
だいたい魚が熱湯に入るくらいですから。4本足の者を始め
8本足や、羽のある者、南極にいる者からサバンナにいる者まで
いたって全然OK。来るものは誰もこばまずという懐の深さです。

が、実際に子ども視点から初めての銭湯を描写すると
この印象に近いかもしれませんね。細部にわたって描き込まれた
架空の広告や案内、小道具などが、突拍子もない世界に
みごとなリアリティを加えています。 

疲れがたまったときに、どっぶりと浸かりたい作品。
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以上参考まで
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仕事はきびしい

かもめ宅配便の活躍する世界は、動物達が生
活しているわけですが、あまりにも人間の文
明が浸食していないだろうか。例えば、巨大
な貨物船や飛行機が存在しているのは違和感
がありました。かもめやペンギンの活躍ぶり
が際立つような動物寄りの世界観が演出され
ていると、もっと楽しめたように思います。

ペンギンが自分の特徴を宅配の仕事に活かす
展開は、痛快さと共に現実的な描写まである。
結果的に社会で働く事はそんなに甘くないぞ、
というメッセージが発生。で、その受け手は
誰になるのか?

子ども向けなんでしょうけど、大人の共感を
求めるような作品ともいえる。

-------【Review for Review】------- 
五輪エンブレム新案作成。間に合うだろうか。
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前向きに開き直る

逆境を受け入れて前向きに生きようとしてい
る様が笑いをさそう作品です。逆境といって
も服が頭にひっかかって脱げなくなっただけ
なんですが・・・でもこの男の子にとっては
一大事な訳で、その状態のまま大人になって
しまったら?なんて妄想に突入します。

今後直面するであろう様々な困難とその見事
な?解決法が子ども的で思わずニヤリとなる。
この空想力や意思力が、しかるべきところで
発揮されたら大物になるのではないだろうか。

と思ったのもつかの間、ありゃりゃおいおい、
な展開になり、暖かく子どもの成長を見守ろ
うと大らな気持ちになりました。

服をまとめて頭から脱ぐのはボクもよくやる。
多いときは4枚まとめてとか。もちろん大人
ですからうまく出来ます。でもそれをまとめ
て着る時は腕や頭を通す3つの穴を間違える
ときがたまにあります(笑)

-------【Review for Review】------- 
昨日は術後半年の検査。特に異常なしでホッ。
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お菓子の話だけど甘くない

戸棚の中に忘れられたまんじゅう。ひからび
てしわだらけになった姿は正に爺さん。まん
じゅうは食べられてなんぼ。しかし誰も食べ
てくれないことに怒って外へ飛び出します。

この爺さんけっこう面倒いです。相手が見つ
かり、いざ食べられようとすると やれ手が
汚いだのなんやかんや言って拒否する始末。
いつか誰かにちゃんと食べてもらえるのか。

これって食育の本? いやコメディなのか?
結末はハッピーだったのか? 素直に喜べな
いのは、およげ!たいやきくん的人生の哀愁
が、読後に伝わってきたせい。

-------【Review for Review】------- 
衝動買いしたものの、まだ食べてない菓子が
けっこうあります。賞味期限に注意せねば。
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ママゴト絵本

子供騙しという言葉を良い意味でつかいたく
なる絵本です。コックのライオンさんの呼び
かけに従って、材料を取ってあげたり、混ぜ
たりする(あくまでフリですが)ことで料理
に参加した気分になれます。この仕掛けは、
なにかと大人のマネっこをしたがる年頃には
ワクワクものでしょうね。
カレー作りのイメージトレーニングにもなる。
出来上がったカレーにもサプライズが盛られ
てます。これは大人もマネしたくなる(笑)

インタラクティブな絵本は、最近増えつつあ
りますが、本作は2001年の改訂版だった
のですね。これも驚き。

-------【Review for Review】------- 
今週は色々とバタバタして過ぎ去った。
送別会用に送ったナンの寄せ書きは
喜んでもらえただろうか。
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ブロッコリー食べてくれるかな?

読み終えてから、ひっくり返して後ろから読
むと、お弁当を作る話がお弁当を食べる話に
なる絵本です。つまり、前からめくると弁当
箱の中身が増えていき、後ろからめくると、
中身が減っていくのですが、同じ絵を使って
自然にみせているところが秀逸です。

お弁当を起点に作る側の思いと食べる側の思
いを同時に表現した、奥深い作品。

醤油やソース入れ、バラン、アニマルピック
たちがサポート役になり、絵本的な楽しさを
加えているところもポイント。

-------【Review for Review】------- 
今日は富山より。北陸新幹線はけっこう快適
でした。思わず乗り過ごし金沢まで行って
しまったくらい(汗)
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可愛らしさもマンモス級?

手間がかかるほどかえって愛おしくなる関係
ってありますけど、それがマンモスとなると
どうだろうか?しかも世話をするのは女の子。
犬猫やクマのぬいぐるみとは訳が違うのだよ。

それでも彼女は頑張るんです。車に乗せたり
買い物や遊園地に出かけたり、風呂やトイレ
食事の世話など、しっかりとやってみせる。
全ては空想なのかもしれません。だとしても
女の子の優しさはちゃんと伝わってきました。

巨大な動物との暮らしで思い出したのですが、
シルヴァスタイン作の「めっけもののサイ」
意外にもサイが家の役に立っている!

もっとリアルな路線で考察してみた絵本では
「たのしいキリンのかいかた」もお勧めです。

-------【Review for Review】------- 
とあるアイデアに挑んでみたんだけど、
これがけっこう苦戦。今朝もう一度やってみ
たら、なんとか光明が見えてきた。
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