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小さな命の物語

赤ちゃんうさぎの成長を通して、連鎖する命の尊さ、
自然の中で生き抜く逞しさが、讃えられています。
ワイスガードはカラーでうさぎを描いた作品もありますが、
本作は、セピア調のモノクロの絵に品格を感じました。
自然や動物たちの丁寧な描写が際立って見えるので。

大自然の中では(うさぎ視点では)人間も脇役に過ぎない。
そして、この美しき世界は破壊されることなく、
ずっと存在して欲しいと素直に思いました。
60年を経て再版された本書のように。

---------【Review for Review】---------
今日はプラザ図書館でビブリオバトルがある。
久々に行って見ようかなぁ。
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サングラスが欲しくなるときはあるよ、君の笑顔がまぶしすぎて。

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自分自身が時間

おじいちゃんの一日が孫の視点で紹介されていくのですが、
見開きの左右で、同じマンションに住むサラリーマンのライトさん
と対比的に描かれています。起床時間、新聞、食事、手紙などなど
様々なシーンが並列描写。全画面を通して伝わってくるのは、
時間に縛られない、おじいちゃんのゆったりした生活ぶり。

逆にいうと、対比されるライトさんは、時計の歯車のごとく
セカセカした日常を送っている、と伝える意図があるわけですが・・・
いやいや、これって普通じゃないの? と思ってしまった
自分は問題ありなのかな。

もともとシエスタ等のゆったりした習慣があるポルトガル発の
作品ですから、日本人とは感覚が微妙に違うのかもしれません。
国別という視点では、作中でのドイツとフランスの扱いが
いい味付けになってますね。

世の中便利になったように見えて、実は昔よりも慌ただしく
なっているのではという問題提起はうなづけます。
明解な色彩の木版調のイラストもみどころ。

---------【Review for Review】---------
ブロク、アマゾン、ツイッター、読メの順で
レビューの長さが短くなってくる。
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えっ、告白ってするものじゃなくて、されるものじゃないの?(装飾系男子)

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だから饅頭だって。(熊五郎)

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こんな家なら確かに住んでみたい

伯爵の屋敷にある人形の家は、見物客が訪れるほどの立派なもの。
そこにちゃっかり住み込んでいるのが、ネズミ家族。バスタブが
寝床がわりになったり、台所からこっそり食べ物をくすねて
食材置き場に陳列したりと、なかなかに充実した暮らしぶりです。
しかし、屋敷の改装が始まって、古いままの人形の家は
捨てられるのでは、と不安になった子ネズミたちの不慣れな行動が、
大きなトラブルへと発展。彼らはお気に入りの住み家を失うことに。

読後に思ったのですが、ひょっとして伯爵は、人形の家にネズミ家族が
住んでいることを知っていたのではないだろうか。そして英国ならではの
ノブレス・オブリージュの精神で、あえて見て見ぬフリをしていた
と推察します。だって誰も手入れしないのに、いつも整理整頓された
人形の家と、その一角に飾られたネズミ家族の集合写真(肖像画?)
から推理できますから。だとするとこのラスト、なかなか粋な
計らいと受け止められます。

そういえば、実際にネズミが住める程のドールハウスを本当に作って
撮影した絵本がありましたね。「マウスマンション サムとユリア 」
こちらも一見の価値ありですよ。

---------【Review for Review】---------
今日は有休。そして検査日。
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生態系という美しい模様

地球上の様々な動植物が紹介される作品ですが、図鑑的というよりは、
画集的で眺めているのが心地よい絵本でした。水彩画のタッチを活かして
ここまで緻密に描けるとはみごとです。地球上には数え切れない程の
生き物がいて、それぞれが関係し合うことで模様のごとく調和して
いる、というメッセージが絵としても具現化されているのですね。

もちろん人間もその一部なのですが・・・国境や文化圏という
模様を成し、人間同士であっても不調和に関係をこじらせ続けている。
これも広い意味で環境破壊と受け止めねばなるまい。

---------【Review for Review】---------
読みたい本がたくさんあるものの読書時間がとれてない。
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「羽生の4回転なんて目じゃねえ、俺は5回転達成だぜ」
なんて強がりが聞こえる取り残された皿が気になるんだよね。

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真の意味で月面着陸を果たした絵本

動物や子どもが月に行く絵本は数多くあれど、たいがいは
空想的なものです。しかし本作は違う。魔法じみたことは、
一切無くガチで月面着陸を目指すのです。しかも小ネズミが!
大学で知識を得たり、設計図をかいたり、宇宙船の試作を繰返したりして。
それがリアルに描写されているので、本当の事のように思えてきますよ。
とんでもない失敗も繰返しますが、その度に課題を克服して前に進む姿に
こちらも心が熱くなってくる。まるで人類の宇宙開発の歴史をみて
いるかのように興奮、というかうまくオーバーラップさせてますね。

前作の「リンドバーグ」では、小ネズミの飛行達成が一人の少年の
心を揺り動かしましたが、今回は小ネズミの月面着陸が人類の歴史まで
動かしてしまう程、スケールアップ。
夢に向かって行動している者にとっては、困難に直面しても
諦めず自分を信じて挑み続ける勇気をもらえる作品です。

---------【Review for Review】---------
昨晩は谷川俊太郎さんのトークショーへ。
年取っても若いなぁ。生声での詩の朗読もたくさん聞けた。
詩集:夜のミッキーマウスが気になった。
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卵かけご飯を赤飯でやると絶品、なんて言うと変な顔されるけどマジでうまいんだって。(求む共感者)

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