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群衆の中の孤独

数多くの家が巨人にひとかたまりにされた表紙画は
junaidaさんならではで、タイトルと合わせて期待が
高まりました。ところが、読み進むうちに、ちょっとづつ
思っていた方向とずれていき、あれっ、これで良かったの
かな、という違和感を払えませんでした。

巨人の気持ちが空回りしている中、唯一共感し合える者と
の出会いが物語の山場になるのですが、そこは割と
アッサリしていた。それは少年の立場があいまいなので。
巨人と対比しやすい者(例えば小人とか、別の怪物とか)
と絡ませたほうが寓話としてはまとまったのではと思います。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
あと一週間で夏休み。先日GWがあったばかりなのに。


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