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みんなでハッピーに

まずはケーキが登場。そして一息に火を消した後に
何を願ったかが明らかになる。3拍子の展開です。
いぬ、ねこ、うさぎ、ねずみ、ケーキや願いことが
それぞれの動物らしくて微笑ましいです。
最後は男の子。何を願うのでしょうか?
みんなの想いがひとつにつながるシーンで
胸がホカホカなりました。
それぞれが心の中に秘めた願いが調和する
世界っていいものですね。
さりげなく幸せの使いも登場してます。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
願い事といえば、今年の初詣。お賽銭をいれて
祈願をしようとした瞬間、急に腰をつかまれて
びっくりした。後に並んでいたお爺ちゃんが
つまずいて前のめりになり僕につかまったのです。
とても恐縮され謝ってきたので、大丈夫ですよと
僕も返した。でも頭が真っ白になってしまい、
そのまま参拝せずにもどってしまった。
しかも、お賽銭を入れたあと最初にお辞儀を
したのが、そのお爺ちゃん。
僕の今年はどうなってしまうのだろうか・・・
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お互い分かり合ってるなぁ

ひとくちに贈り物といっても様々な状況があって、
贈る側ともなれば、それなりに色々と考えるところで
ありますが、このウサギくんのようなきっかけも良いですね。
しかしながら贈り先が大切な人となると、やっぱり悩むもの。

大好きなおばあちゃんへの贈り物を求めて遠出するウサギくん。
彼が道中で色々と想像するシーンを通し、いかにおばあちゃん
のことを想っているかが、ちょっとづづ伝わってきます。

途中で出会う者との会話を通して、様々な価値観や
心の機微も描かれ、物語に深みが加えられています。
特にお月さん。なかなかの名演ぶりですよ。

そして、最後に並のウサギ君ではないと感銘し、
おばあちゃんから孫へ贈った一言も最高でした。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
この絵本は贈り物の返礼としていいかも。
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ずっーと浸っていたい世界

久々の登場となるシリーズ4作目。
今回も美味しそうなものが色々と出てきます。
なかでも朝日の取り扱い方がみごとでした。
ぜひとも、さとうくんに習ってコーヒーを淹れる時に
トライしてみたいけれど、俗世界にどっぶり使っている
身分なので無理だろうなあ。最近は休日の早朝に散歩する
ことが日課になってて、あっこれいいな、という瞬間を
道端でみつけることがあります。その何かを舌や耳で
も味わったら、なんてことを想像すると、一瞬だけ
さとうくんになった気になります。

そういえばウサギは今年の干支ですね。
この絵本のように平穏で美味しい時間が増えることを
願いつつ、心が疲れたら、そうーっと読み返そう。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
まだ早いけれど、こんな隠居生活も悪くない。
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ねこいた!

フリップ芸のノリで展開される猫出没絵本です。
最初は帽子からウサギが出てくる手品のような
驚きでした。次は猫が出るぞ出るぞを期待感を高めて
とんでもところから出るという驚き。さらには
連続技や変化球を混ぜたりと意表をつかれまくり、
最後はこんなところから!!と驚愕してしまいました。

一度読み終えた後、さらに注意して見ると・・・
心霊写真のような背筋の寒くなる驚きも。
大胆さと繊細さの振り幅に目眩がしました。

これは絵本でなければ出来ない芸ですね。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
仕事は波乱のスタート。
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手は届かなくても想いは届いた


いい意味で意表をつかれまくった絵本です。
表紙だけみると、風船をつかったネズミ君の逃亡シーン
にもみえますが、帯付きではデカ文字で「たすけて!」と
あるので、かなりピンチな状況なのですね。
きっかけは、犬のわんた君からもらった風船。
小さくて軽いネズミ君は風船を受け取ったと思ったら
そのまま空へ舞い上がり飛んで行ってしまうのです。
早く手を離せよ!と思いましたが、せっかくわんた君から
プレゼントされた風船。ねずみ君は失いたくなかったの
でしょう。わんた君も必死で追いかけます。
他の動物にも助けを求めます。跳躍力のあるもの、
背の高いもの、高所にいるもの。はたしてネズミ君を
無事に救うことができるのか?
わざわざ折り返しページまで使って劇的に描いたシーンは
見どころですよ(いろんな意味で・・)

最後に、えっ風船は? なのですが、
ネズミ君はもっと大切なものを得たのです。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
昨日、第1回みふね古本市にてモフbooks様から購入しました。
場所は江戸時代から続く町屋内の街なかギャラリー。
数多くのユニークな書店が集まり、畳の上を踏み歩きながら
探索するのが新鮮でした。
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フィンガーアドベンチャー

一筆書き系の絵本とも言えますが、砂場を指でなぞった軌跡を
描いたことで、触感に響く展開が魅力になってます。
最初は指を砂に”ずぼっ”と突っ込むところから。次は横へ”じー”と
動いていきます。次々に登場する砂場ならではの障害や生き物も楽しい。
まるでスキーのクロスカントリーやバイクで荒地を走るラリーの
ようだなと思っていたらちゃんとゴール地点もあったのですね。
手を泥だらけにして遊んだ頃を思い出しました。

一筆書系の絵本でおすすめ↓
「せんをたどって」旅行気分を味わえます
「どうぶつどのみちいっぽんみち」自転車で一本道をたどる
「おそばおばけ」一本の麺が色々な形に
  

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
netflixで「今際の国のアリス」を一気見してしまった。
次の展開が気になって途中でやめられなくなる感覚、
久々に味わいました。
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試合終了直前で逆転勝利の気分

7時47分。いきなりカウントダウンから始まる冒頭。
残り時間は13分。スリリングなスピード感に乗せて
タイトルの登場と男の子の顔面のクローズアップ。痺れます。

みどころは白昼夢のような学校への道中。
水たまり、散歩中の犬、歩道橋、踏切、普段ならどうってこと
ないものの時空が完全に狂ってます。大きめの画面から
脅迫的に迫ってくる男の子の焦燥感。読むほうも息苦しく
なってきます。ちょっとぐらいなら遅刻してもいいのでは。
じつは休日だった。時計がすすんでいた。なんて逃げ道も
想像してみたけど、これはガチだったよう。
この日のこの時間にそこへ居合わせなければならなかった
のですね。理由が判明したあとで再読すると、空に関連した
モチーフがちょくちょく登場しててじわりました。
今年の干支も登場してますよ。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
焦っているときに見る夢。車で後方確認できない
ままバックしてしまい、慌ててブレーキを踏もうと
するが足が思うように動かない。
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ものまね芸の頂点へ

まめうしくんの芸達者ぶりが楽しめる絵本です。
丸いもの、三角のもの、四角いものと、次々にモノマネを披露。
身近な小物からスケールの大きいものまで、その守備範囲の
広さや自由自在さに圧倒されます。形をテーマにしているのか
と思いきや、固いもの、怖いもの、見えないものなど、
何でもありな展開へ。ぼくのおきにいりはロボまめうし、
かっこいいぞ! 締めくくりは誰もが知ってる大きなものへ。
元旦の夜によめば縁起のいい初夢がみれるかもしれませんよ。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
今年は色々な意味で人生の節目になりそうな気がします。
まずは健康。そして感謝。試合終了まで諦めないこと。
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