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すてきエフェクト

一羽の蝶の羽ばたきが巨大な台風を引き起こす。
そんな科学の例え話を思い出しました。

すてきだなと想い、それを伝えたいなと手紙を
書いたら、それを手にした配達員にも連鎖して、
その影響が意外なところまで広がっていく。

夜空を見上げて、いつもより明るく感じられたら、
それは誰かが何かをすてきと想ったからだ。
きっとそうだ。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
気づいてみたらamazonへのレビューも3000冊に達してた。
かといって4000冊を目指すつもりはありませんし、
見えている風景はいつもと大差ないですけれど。
・・・けれど、何かを期待してしまう。
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名画が猫画に

猫化の波が美術の世界まで広がっている!
古今東西の名画が猫の世界観に変換されてます。
人物は猫に置き換えられ、料理や酒がツナ缶や
ミルクになっていたり、毛糸玉にじゃれていたりと
好き勝手な振る舞いをしているようでいて、
元絵のポイントはちゃんと押さえてあります。

癒し成分が増量された猫絵画集として素直に
楽しむも良し、元絵を想像してその変異ぶりに
ニヤニヤするのも良しです。
巻末にはオリジナルの絵と解説もあるので、
美術入門書としてもおすすめ。

しかし自作が数百年後に猫化されてると知ったら
ダ・ヴィンチも北斎もビックリでしょうな。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
フェルナンド・ボテロのぽっちゃり画も連想。
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お客様も恐竜

恐竜とパン屋を組み合わせたか!これは斬新。
どちらも絵本では人気の高いネタですが・・
相性も・・バッチリじゃないですか。
販売しているパンはどれも正統派。それを様々な
恐竜の容姿に関連させたところが見事です。

白の背景がデフォルメをおさえたタッチを上品に
引き立ててます。ふと近所にあるドイツ料理店
を連想してしまいましたが、作者のやまださんの
経歴をみて納得。ドイツに住まれていたのですね。
画面からただよう海外の空気感はそのせいか。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
ベランダで鳥が囀っているなあと思っていたら、
エアコンの室外機の音だった。型式が古くモーターに
ガタがきたよう。近所迷惑レベルだったので、しばらく
暖房なしの生活をしてましたが、先週ついに新調。快適です。
暖房もしっかり効いてます。大家さんに言ってみるものですね。
室内で防寒着を着ていた日々もついに卒業だ。
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甘口の早口劇場 

幼児向けの早口言葉絵本ですが、読後はチョコレートが
欲しくなっちゃうかも、特にこどもは。導入役の四角い
チョコレートが大活躍!早口言葉にあわせた形の変幻ぶりが
みごとなので言葉といっしょに画面も楽しめますよ。

作者の吉田明世さんは絵本専門士の資格も取得されて
いたのですね。ラジオパーソナリティとしての声は
毎朝ラジオで通勤中に聴いているので、絵本の中からも
吉田さんの声が届いてくるような気がしました。
嬉しいことにyoutubeで実際に朗読を聴ける特典付き。
かなり早いのかなと思ったら割と丁寧な語り口でした。

早口言葉絵本ではスポーティな感覚で楽しめる
「はやくちまちしょうてんがい はやくちはやあるきたいかい」
結婚式を迎える家族の様子を早口言葉で紹介した
「生麦生米生卵 (声にだすことばえほん)」
もおすすめです。
 

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
毎朝チョコレート、甘いのとビターを一粒づつ
とコーヒーを口にするのが目覚めのルーティーン。
もう10年以上続いてます。このレビューもチョコと
コーヒーを味わいながら書きました。
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気づいた方はラッキー

カレーの行動力と勢いある話の展開に圧倒されました。
実は本作そのものが、もう一作の伏線にもなっていた
とは驚きです。仕込みの大セール状態です。
それが何かは同作者の「カレーは あとの おたのしみ」
をよまれたし。



ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
カレーで一番美味しいと思ったのは、ロイヤルホストの
カシミールビーフカレー。インド駐在中も色々とカレーは
食べましたが、牛肉は食べない文化なので、この組合せは
日本ならでは。味はもちろん色取りや薬味とのバランスも
含めて至高の一品です。
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おたのしみはつづく

恐るべしカレーパワー。節分は終わったけれど
豆をまくより効果があるかもしれません。

巧妙な隠し味が仕込まれているので、
「ラッキーカレー」との併せよみを
おすすめします。



ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
カレーは毎週食べています。木曜の夕食に。ほほCoCo壱です。
仕事のつかれが溜まってくる頃、カレーでパワーを注入して
週末にのぞむ感じ。
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未知との遭遇

表紙のきらきらした球体、ビー玉? あめ玉?
空から降ってきた未知の物体に、虫たちのとった
思い思いのリアクションが微笑ましい。
足で転がそうとするもの、温めようとするもの、
味見してみるもの、いかにもやりそう。

しかし蜘蛛の行動は別格。他の虫とは異なる
興行屋的視点に、つい感心してしまいました。
ある意味、小賢しい人間の発想とも言えますけどね。
そして私欲を肥やそうとする者を戒める方向に
話が進むのかと思いきや、さらなる展開があり、
最後は綺麗に着地。(落下物の話だけに・・)

白黒とカラーの対比を生かした演出もはまって、
画集のように眺めて楽しめる絵本でした。
小さなガラクタを宝物のように大切にしていた
子どもの頃が懐かしくなりますよ。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
虫からみれば、人間は神か宇宙人なのかも。
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地味に尖っています

ファンタジーと現実の境界に存在する世界が丁寧に
描かれた大人向けの絵本と受け止めました。

擬人化されたトガリネズミが人間の世界に違和感なく
馴染んで、日々の勤務をこなしていきます。
動物であることを除けば、とある独身サラリーマンの
生活を描写したといってもいいでしょう。
朝のルーティーン、電車通勤、同僚との会話、
休日の息抜き、気心の知れた友と過ごす年末。
劇的な事が起こるわけではないですが、ハリネズミの
暮らしを通して、平穏な日常のありがたみが
しみじみと伝わってきました。

蔵書表、目次、各章のナンバー等を書籍の構成項目
としてではなく、絵の一部として作中世界に馴染ま
せた演出もいいですね。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
2月はあっという間の終わるから気を引き締めていこう。
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