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ぼくのへやのりすくん

2013/12/21 Sat 08:02

ぼくのへやのりすくんぼくのへやのりすくん
(2013/10)
とりごえ まり

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絵と親しくなる

絵にかいたものが具体化してしてしまう。誰
もが思うことですが、空想と現実の境界線を
乗り越えるにあたって絵本は手軽な方法です。
「はろるどのむらさきのくれよん」を始め、
同じテーマで様々な作品があり、作家ごとに
特色があって興味深いです。

本書の場合は、描き手の欲望が派手に叶えら
れるという方向ではない。男の子がすでに描
いた世界の中に意識を向け、より良いものに
してあげようと心遣いをするところが特徴的
といえます。日常世界側のママとのコミュニ
ーションを通して、男の子の空想世界がより
満たされるものになっていくところも大きな
意味があるのではないでしょうか。

それは小さな手に入るほどの、ささやかな幸
せかもしれませんが、これからも少しづつ成
長する可能性の種でもある。

そんなことを考えてみました。

-------【Review for Review】-------
読み終えた直後はいまひとつかなと思っても
レビューを書いているうちに、作品の良さが
わかってくることもある。本書もそう。

昨日は忘年会。飲んだ後に足がつりやすいの
はなんでだろう。
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