わたしのものよ:マルー:WAVE出版
2018/08/25 Sat 08:30
すべてはネコのもの?
タイトルの「わたしのものよ」は作中にも繰り返し登場する
言葉ですが、猫的マインドを端的に表してますね。
犬だったらここまでは言い切れない。「飼い主のものよ」
なんてなるのではないでしょうか。
描かれているのは、リリさんの家で、犬のゴマと共に暮らす
猫のサカナの日常。身の回りの物や家の外で出会うものを
次から次へと「わたしのものよ」とタグ付けしていきます。
これは所有欲というより愛着心の表現と受け止めました。
その愛着心の及ぶ範囲はどんどん広がっていきます。そして
ついには、サカナ自身はだれのもの?という哲学的な疑問に
遭遇します。果たして彼女の見い出した答えは?
読後はサカナと共に世界との一体感で満たされました。
ふと、うたた寝する前に読みたい絵本です。
ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
今日はガスの点検日、前回のように忘れて外出しない
ように気をつけよう。
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