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こたつ劇場

こたつと言えば、家族でみかんを食べながら
大晦日の紅白歌合戦を見る。これぞ我が家の、
と言うか日本人の典型的定番シーンですよね。
いちど入ると出るのがめんどうになり、食後に横に
なってうたた寝してしまう。これが気持ちいい!
テレビの正面になるところが上座で、そこはいつも
お婆ちゃんが居たなぁ。暖かい作業机として、
お年玉で買ったプラモデルを作ったり、読書にも
集中できたり、父と将棋を指す場所でもあった。

この絵本をよむと様々な思い出が蘇ってきます。
こたつは冬に家族が集う舞台であり休憩所であり
食堂であり遊び場でもあったのですね。本作は
定点観測的に真上から描いた構図がユニーク。
家族の頭上しか描かれてないけれど、会話や仕草
から表情が豊かに伝わってきます。
台を彷彿させる正方形の造本もいいですね。
一家に一冊、心の暖房にもおすすめです。

ーーーーーー【Review for Review】ーーーーーー
鍋の中身が変わる様子だけを定点観測しても
物語になるかもしれない。
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