国内旅行:いざバラナシへ
2010/02/03 Wed 08:10

ガンジス河より
インドに来て約2年3ヶ月、遂にバラナシへ行く。
ガンジス河での沐浴が有名な聖地で、ちょうどこっちへ来る前、河でバタフライ
をした女性がTVドラマになってた。河辺で死体を焼いたり流したりするので、
変なうわさ話もときたま耳にする。まるで肝試し的な場所にみられがちだが、
実際はいい所だ。寒い時期だったせいもあり、話に聞いていた悪臭もなかった。




河から眺めるガートは実に壮快! それぞれの宗派や目的別に分かれていて、
カラフルなもの、威厳のあるもの、火葬専用のものなどなど、数キロも立ち並ぶ。
眼をこらすと変な落書きや日本語の案内もある。自分が今いるところは紛れなく
インドなんだと強烈に実感。心残りは仕事の関係で一泊しかできなかったこと。
ここへしばらく滞在を決めた友人が心底うらやましかった。
バラナシの路地裏にて
ガートの裏の狭い路地はちょっとた迷路のよう。カラフルにペイントされた
壁の広告や露天など楽しいし、意外なものに出会えそうな空気に満ちている。
通りはウシやヤギたちも我が物顔で闊歩。「ちょっと道を教えて」なんて聞くと
「この角を右に曲がって真っ直ぐだよ」なんて自然に答えてくれそうな雰囲気。
人間と動物の境界線があいまいになる奇妙な感覚はここならでは。

途中「20ルピー、ヤスイ ヤスイ」と、物売りの少年に見つかり付きまとわれる。
日本語で連呼しながら付いてくるのを無視して歩き続けたら、突然口調が変わって
「お兄さん、そこの牛のウンチ気をつけて!」ときた。たどたどしい日本語が急に
流暢になる。しかも言ってることがインドならではの内容。
ヤスイ ヤスイ ウンチ気をつけて、ヤスイ ヤスイ ウンチ気をつけて、
この繰返しには笑えた。(結局なにも買わなかったけどね)
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